スキットのようなもの

イメチェン?
国語の担当は絶望先生
熱愛疑惑
君が心配です
VS.おいしいウエハース
恐怖!悪の組織ナイトメア
ちょこっと大戦争
ちょこっと大戦争2
カードゲーム界ではよくあること
VS.学園祭って劇ってお前
VS.学園祭って劇ってお前2
VS.学園祭って劇ってお前3
VS.学園祭って劇ってお前4









































『イメチェン?』

大石「今日の武藤、なんだかいつもと雰囲気違うよなぁ。 なんというか、いつもよりアツイ、っていうかさ」

河村「それはずばりィ、テニスに目覚めたからだ!! バーニング!」

海堂「それは先輩だけっすよ・・フシュウ〜・・・」

不二「前のめりな女の子も魅力的だけどね。ふふ」

菊丸「イメチェン、ってヤツ? でもちょっと戸惑っちゃうにゃ」

不二「それは確かに・・・」

乾「生き別れの双子の片割れと入れ代わっている確率、7%・・・」

手塚「・・・それは、どこから弾き出した確率なんだ・・・?」


桃城「おぉ?なにしてんだよ武藤」

ユウギ「桃城先輩。スコアの勉強をしてるんだぜ。選手の情報を把握することもマネージャーの仕事のうちなんだぜ」

桃城「へー・・・って、おい。ここ間違ってんじゃねーか?」

ユウギ「!! 本当だ・・・クソッ、まただ!これじゃ教えてくれた海堂先輩に合わせる顔がないぜ!(ダンッ)」

桃城「おいおい、そんなすぐに諦めちゃいけねーないけねーよ。失敗してもそれを当たり前なんだよ。大事なのはそれを悔やんで次に繋げることでバネになんだ!大体マムシなんてボロボロになるまで利用してやれば・・・」

ユウギ「そうか・・・分かったぜ桃城先輩!! 悔しい思いをすればその分、その失敗を忘れない!つまり大きな失敗を起こす危険は減る! ありがとう桃城先輩!俺は大事なことを見逃すとこだったぜ!」

桃城「おう!頑張れよ!」


大石「その点、桃城の適応能力は凄まじいものがあるね・・・」

乾「・・・単に気付いてないだけの確率、80%・・・」

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 『※国語の担当は絶望先生』

糸色先生「本日、こうやって授業時間をHRにあてているのは他でもありません。 皆さん、学校とは学び舎、つまり学びの場なのです。断じて、断じておもちゃを持ち寄って遊ぶ場所ではありません! 最近は授業中におもちゃをいじる生徒が出てきている始末! トランプがなんぼのもんですか! 学校へのトランプの持ち込みは今後一切禁止です!!」

生徒A「・・・あの先生、トランプじゃありません。トレーディングカードです」

糸色先生「え。 ・・・・ま、まあ似たようなものでしょう。・・・こほん!  ・・・・あーあー嘆かわしい!日本の未来はー、一体ー、どうなるのでしょうねー!」

生徒B「先生、校庭に向かって叫ばないで下さい。近所迷惑です」

生徒C「自殺セットを肌身離さず持ち歩いてる教師が言っても説得力がありませーん」

糸色先生「絶望した!! ちゃくちゃくと欧米化されていく子供たちに絶望した!  美しき年功序列はいずこ!NOという日本人は今や都市伝説ですかー!?」

 キーンコーンカーンコーン

生徒B「あ、昼休み」

リョーマ「武藤、食べよ」

ユウギ「・・・・え、いいの・・・? 糸色先生、天井からロープ張ってるんだけど・・・」

糸色先生「もう疲れた。死のう」

ミサ「ユウギちゃ〜ん、一緒にご飯食べよ〜・・・ ? なぁにコレぇ?」

糸色先生「グヘェエェエくるしっ・・・・
  (ロープが切れて落ちる) がはっ!!・・・ぷはぁ!
  ・・・死んだらどうする!!

ミサ「エヘッ☆ 先生ごめんなさぁ〜い」

ユウギ「・・・・ミサちゃん・・」

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 『熱愛疑惑』

ミサ「頑張れ〜、あと3周!!」

ユウギ「せぇーがぁーく、ファイトぉー」

武田「見ろよ野郎ども・・・空が・・近い・・・ぜ・・・(ぱたり)」

ユウギ「あー、武田くん!!大丈夫? はい、ドリンク」

武田「野郎ども、すまねぇ・・・  うっ!? 何これ、薄っ!!」

ユウギ「あ、これねー二倍の水で作ったの。こっちの方が身体が吸収しやすいんだって」

武田「さ、さすがにございまする、親方様!!」

ユウギ「これも我が手のうちよ!!」

(※お互いに「グッジョブ!」と親指を見せ合う二人)

一年生A「なんであんなに仲いいんだろ、あの二人・・・」

一年生B「っていうか全然元気じゃね?武田」

一年生C「いや、あれでも喘息持ちだからな。まぁ病弱ってキャラじゃないけどさ」

一年生B「まさかカレカノ・・・  ッ!! なわけない!!全然そんなことない!ありえないよな!」

一年生A「え、てっきり付き合ってると思ってたへぶぁあアァッ

一年生C「あぁっカチロー!!」

手塚「越前!今はサーブ練習の時間じゃないぞ!校庭30周!!」

越前「・・・ッス」

一年生B(わざとだ・・・)

一年生C(わざとだ・・・)

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 『君が心配です』

ユウギ「ねえ、ミサちゃん・・・あの、最近どう?」

ミサ「? 元気だよぉ?」

ユウギ「ええと、そうじゃなくて、その・・・ホラ、先生に何か言い寄られてるって・・・・・」

ミサ「あっ、その話〜!
  そうだっ、それがねーこの間DMCの映画あったでしょ?あれですっかり意気投合しちゃってさ〜。今コミックス貸してもらってるんだ!超面白いよー。ユウギちゃんにもまわしたげる〜?」

ユウギ「えっ、い、いや私はいいよ・・・・そ、そっか。 ・・・よ、良かった・・・・?」

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『VS.おいしいウエハース』

 ぴんぽーん

ユウギ「はーい・・・あれ、獏良くん。どうしたの?」

獏良「ねえ、ユウギちゃんってチョコレート好き?」

ユウギ「え? うん」

獏良「ウエハースは?」

ユウギ「んー、あんまり普段食べないけど・・・まぁ、好き、かなぁ?」

獏良「それならさ、良かったらなんだけどぉ・・・ これ、引き取ってくれないかなぁ?」

 (大量の開封済みウエハースを出す獏良。ちなみにプチ・フードファイトができそうな量)

ユウギ「ど、どうしたの?これ・・・」

獏良「いやぁ実は新発売の食玩のおまけの出来がよくってね! ・・・で、それを集めたくて箱買いしちゃって、本体のウエハースも食べ飽きちゃって・・・」

ユウギ「・・・なんか、具合悪そうなんだけど・・・大丈夫・・・?」

獏良「実はここ一週間くらい、ずっとご飯代わりにコレ食べてて・・・」

ユウギ「いっしゅーかん!? ・・・三食!?」

獏良「三食。  食欲なくて昨日は何も食べてないし・・・でも次、お金入るまで遠いし・・・」

ユウギ「獏良君・・・・・栄養失調になるよ!」

獏良「ユウギちゃん・・・・・・・ごめん、僕、もう・・・(がくり)」

ユウギ「ば、ばくらくん? 獏良くーん!?

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『恐怖!悪の組織ナイトメア』

ディスト「やめて!止めてください! あんまりです!こんな仕打ち!」

マリク「往生際が悪いな。総務、やっちゃって」

総務「はい。では失礼します」

ディスト「ああああぁ〜・・・あっひゃっひゃっひゃ!わはははははは!」

総務「没収しました」

マリク「ご苦労様」

ディスト「げっほげっほ・・・・・ああっ!か、返してください!お願いですから!」

マリク「駄目だよ。任務を失敗した罰だって言っただろう?」

ディスト「だって・・・だって、キラの正体がLにバレそうなんですよ!?

マリク「仕方ないじゃない。
     ダーツで『続きが気になりすぎる漫画をいいところで没収の刑』に決まったんだから」

ディスト「あんまりです・・・あんまりですううううぅうぅぅうぅ!!」

総務「本日もナイトメアは平和です」

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『ちょこっと大戦争』

バレンタイン。それは日本の乙女たちが恋その他の陰謀のなか戦う、猛々しくも華やかな決戦日である。
ユウギもそれに漏れず、前日からプレゼント作りに余念なかったようで、鞄の中にはしっかりラッピングされたそれが入っていた。
渡せるといいのだけれどと今更なことを考えながら教室に入る。

糸色「絶望した!高度刑罪成長に絶望した!」

ユウギ「あ、糸色先生、おはようございます。 わー越前くんスゴーイ、これ全部チョコ?」

越前「さぁ?」

糸色「・・・・ちょっと・・・皆さん・・・そこは字間違ってますよって・・・・武藤さん、少しは先生のこと気にかけあべし!!」

ミサ「ユウギちゃーん、ゴメ〜ン国語の教科書持ってきて・・・わー越前くんスゴーイ机にお菓子詰め込まれてぐちゃぐちゃ!何これ?イジメ?」

越前「・・・アンタさぁ・・」

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『ちょこっと大戦争2』

ミサ「そっかぁ、すっかり忘れてたぁ〜バレンタインね!」

ミサはどうやら用意をしてこなかったようだ。リョーマのチョコをタカのように
狙っている。
じゃあユウギちゃんは大変だね〜と小声で意味ありげにニヤリ笑った。

大変と言われて、そういえばテニス部のみんなに用意していないことを思い出し顔を青くしたユウギは、そっとリョーマから視線を逸らして話題をふった。

ユウギ「糸色先生は誰かに貰ったんですか?」

糸色「私はとりあえず家族から一つ貰いましたが・・・」

ミサとリョーマにユニゾンで「わかりやすい義理」と切って捨てられ、窓から飛び降りようとする教師をユウギが止める羽目になったことは言うまでもない。


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『カードゲーム界ではよくあること』

ユウギの心の部屋にて、もう一人のユウギは筋肉トレーニングに励んでいた。
自分の部屋でやれ・・・・・・というのは置いておいて、急に体を鍛えだした相棒のことが気になるユウギ。

ユウギ「どうしたの、もう一人の私?急に腹筋なんて・・・」

闇「うわっ相棒っ!?な、なんでここに!?」

ユウギ「え?あの、実はここ、私の部屋で・・・・・」

闇「い、いや、大した理由じゃないんだ。その、もうすぐ近くでM&Wの大会があるだろう。このところデッキ調整ばかりで、その・・・・・運動してないと思ったのさ」

ユウギ「へー、やっぱり心の中でも鍛えないと鈍っちゃうものなんだ」

闇「いや、そんなことはないと思うが・・・・・」

ユウギ「そうなの?・・・じゃあ、何のために?」

闇「何のためって・・・・デュエリストが体を鍛えるのは基本じゃないか」

ユウギ「なにその偏った知識!?デュエルってそんなハードなゲームだっけ!?」

闇「直接攻撃されたときとか・・・・・・いざという時のために体を鍛えておかないと、リアクションとれないだろう?・・・・そうだ、相棒も一緒にやろうぜ。心の部屋の中なら怪我も影響しないし」

ユウギ「ええ!?・・・もう、しょうがないなぁ」

あくまでユウギが付き合うのは、悪魔戦に備えてである。

ユウギ(あれ?心の中に居れば体が鈍らないってことは、心の中で鍛えても筋力つかないんじゃ・・・)


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『VS.学園祭で劇ってお前』

ミサ「ではテニス部の学園祭の出し物は、クジ引きで劇ということで決定しました〜。なぜいっそがしいレギュラーがやんなきゃいけないのかはお母さんに各自聴いてね!」

テニス部一同拍手。

ユウギ「劇かぁ・・・き、緊張してきた・・・・・・」

闇(おいおい・・・。まだ決まったばかりだぜ。大丈夫か、相棒?)

ユウギ「本番でセリフ、ど忘れしそうなんだもん。大道具係とか、裏方じゃ駄目かなぁ」

レイ/越前「駄目だよ」

闇(余計なときに息が合うな、この二人・・・・・)

レイ/越前「・・・・・・・・・・(うっかりセリフが被って不快)」

河村「う、うーん。確かに女の子が3人しか居ないし、抜けられると男ばっかりになっちゃうよね」

海堂「そっすね・・・・・男だけってのも華がない」

桃城「まあーでも、男子テニス部だからそれはそれで正しい姿なんじゃないっすか?」

手塚「で、何の劇をやるんだ? 時代劇か?

ミサ「手塚先輩渋すぐるパネェー」

不二「ふふっ天音、あれは手塚流ジョークだよ。いくらなんでも、ねぇ?手塚」

手塚「いや・・・。・・・・・・・」

ミサ(本気の目をしていた・・・・・・)

ユウギ(本気の目をしていた!)

レイ(どうでもいい・・・)


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『VS.学園祭で劇ってお前2』

越前「で、何やるんスか?」

「はーい!ロミジュリー」
「ベル薔薇!」
「竹取物語・・・」←今日授業でやった
「マリみて!」
「神風怪盗!」

乾「意外性75%だけど、それやるの自分たちだってこと忘れるなよ。特に天音」

菊丸「浦島太郎とか面白そうだにゃ!」

乾「いいね。じゃあ、誰が亀やる?」

手塚「なんで一番シビアな役から決めるんだ」

ユウギ「うーん・・・・男だけで成立する劇って何かないかな、ミサちゃん?」

ミサ「そりゃ〜このメンバーでやるんなら決まってるよぉ。テニミy」
ユウギ「ああっ何だろう凄く頭が痛いぞ!?」

レイ「ねぇ、もうすぐ学校閉まるんだけど。これもクジで適当に決めるよ。邪魔するやつは咬み殺す」

ユウギ(彩並さん、さっきから黙々と何かやってるかと思ったら・・・)

闇(協調性があるんだかないんだか、よく分からないやつだな)

ユウギ(・・・・・・)

闇(・・・・・・なんだ、その目は)

結局会議はどうでもいい話に大半の時間を消費したのだった。


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『VS.学園祭で劇ってお前3』

くじ引きの結果、演目は白雪姫になりました。

ミサ「お約束すぎて涙がでるよねぇ」

大石「でも七人の小人とかあって役が多いから、みんな出れるじゃないか。よかったな」

レイ「ワォ。ちょっと、この人ポジティブ過ぎるんだけど」

手塚「誰が何の役をやるかは話し合った方がいいな」

乾「よし、じゃあ武藤が白雪姫ね」

ユウギ「なんでですか!?」

乾「俺のデータによると、林檎食べたら寝てるだけだから、必然的に台詞の少ない役だ」
ユウギ「やります」

不二「ふふっ。騙されてるよ、武藤」

ユウギ「え!?」

乾「こら、せっかくあっさり決まりそうなのに余計なことをいうな不二」

不二「はーい」

闇(・・・相棒、白雪姫っていうのはどんな話なんだ?)

ユウギ(とっても綺麗なお姫様の話だよ。雪のような白い肌を持ってるんだ)

闇(なるほど、それで白雪姫か)

ユウギ(白雪姫は美しさに嫉妬した継母に毒林檎を食べさせられて死んじゃうんだけど、そこを通りがかった隣の国の王子様がキスすると息を吹き返すの。二人はそのまま結婚してめでたしめでたしって話だよ。すっごく有名なんだ)

闇(なら、俺はその継母に闇のゲームを申し込むぜ!)

ユウギ(どうしてそうなったし)

闇(相棒、危険だ!!今すぐ白雪姫役を降りるんだ!こんなことしちゃいけない!)

ユウギ(意外にすぐ熱くなるなれるところは君のいいところなんだけど、ちょっと落ち着こうよ)

闇(それだけじゃない!いや、そうといえばそうなんだが・・・その・・だから・・・・)

ユウギ(もう一人の私がこんなに歯切れ悪いのもめずらしいなぁ)

闇(だから・・・・林檎を食べた後に、王子とするだろう・・・・・・・・アレを・・・)

ユウギ(はは・・・まさか・・・中学校の文化祭だよ?フリだけだってば・・・ねぇ?)

闇(・・・・・・・・・・)

ユウギ(ちょっと!なんか言ってよ、もう一人の私!不安になるでしょーーー!?)


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『VS.学園祭で劇ってお前4』

ユウギ「ミサちゃーーーーん!!キスシーンてあるの!?」

さすがは思春期真っ盛りの中学生集団。
一部の人間が激しく反応したが、プライバシーを考慮して名前は伏せておく。

ミサ「そりゃ、あるでしょ〜!クライマックスだもぉん」

ユウギ「そ、そりゃそうだ・・・。で、でも!キスは当然したフリだよね!?」

ミサ「何いってんの〜!ガチちゅーに決まってるじゃーん」

ユウギ「嘘だッ!!」

手塚「? するフリは厳しいと思うが・・・?」

ユウギ「そんなっ、手塚軍曹まで!?うわああああご乱心ー!」

手塚「部長だ」

ユウギ「正気に戻って下さい、軍曹!」

手塚「部長だ」

レイ「ワォ。冗談はやめてくれる?小人より小さい王子様なんてきいたことないよ。小人は小人らしく小人をやればいい」

越前「アンタこそ、自分の性別忘れてるの?それで王子とか、うけ狙ってるわけ?」

レイ「チビよりマシじゃない?」

桃城「おーい、お前らなに勝手に役取り合ってんだー」

大石「さて、時間もないし、早速作業に取り掛かろうか。みんな裁縫得意?」

ユウギ「なんか大石先輩得意そうですよね、そういうの」

大石「武藤、それどういう意味?」

ミサ「あ、そっか〜。全部の役手作りだから、準備大変だね〜。よしっ、人形劇に向けてみんながんばろぉ〜!」

「・・・・・・は?」

ガチちゅーキスシーンはあります。(人形の)


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